北の湖前理事長の慰霊碑除幕式 雲竜型の綱と土俵入り写真を装備 

2016年3月20日21時24分  スポーツ報知
  • 建立された北の湖前理事長の慰霊碑と写真に写るとみ子夫人(右)と山響親方

 昨年11月に亡くなった北の湖前理事長を慰霊する石碑が20日、大阪市生野区の成恩寺に建立された。部屋を継承した山響親方(元幕内・巌雄)や、とみ子夫人ら前理事長の家族も駆けつけ除幕式を行った。

 慰霊碑は土俵の形の土台に、土俵入りの型であった雲竜型の綱を配置。さらに特殊な加工を施し、生前の土俵入りの写真が正面につけられた。除幕式を終えたとみ子夫人は「すごく男前にしてくださいました。かっこいいですね。100年、200年後にも、こういう力士だったと分かって頂けると思います」としみじみと話した。

 成恩寺は相撲力士墓があり、初代から3代の三保ケ関親方の供養地蔵尊、2代目・時津風親方、歴代小野川親方が眠っている。北の湖前理事長は墓守を務める意味で、30年近く春場所では同寺を宿舎にしていた。現在は部屋を継承した山響部屋の宿舎になっている。

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