2時のうんちく劇場

2012/2/ 6

1991年02月06日:
小田和正「ラブストーリーは突然に」がリリースされています。
この曲は、トレンディドラマの大ヒット作
「東京ラブストーリー」の主題歌として、254万枚の大ヒットとなって、
この年のシングルセールスNo.1を記録しています。

 小田和正さんは音楽に関しては妥協しないという部分があり、
オフコースでデビューしたばかりの頃のレコーディングで、
ドラムに参加した高橋幸宏さんはすでにサディスティックミカバンドで
有名だったのですが、ダメ出しをしてキレさせたという噂があります。
他にもユーミンのアルバムを聴いて「前のアルバムの方が良かった、
今回のアルバムは編曲が歌を殺している」と発言し、
編曲を担当した松任谷正隆さんが激怒したそうです。
他にはレコーディングスタジオで遭遇した松山千春さんが
「コーラスやってやろうか」と声を掛けた時に
「お前の声、ウルサイから要らない」と断ったり、かなり辛辣で
思った事をズバズバ言う方なのです。
そのように小田和正さんは実際にはあっけらかんとした性格なのですが、
オフコース時代から曲に描かれている世界から
「女々しい」と思われていました。その中でも特にタモリさんは嫌っていて、
ラジオで「小田和正、さだまさしは嫌いだ」と名指しで批判していました。
そのために1984年に「笑っていいとも」のテレフォンで
小田和正さんが出演した時は、かなり恐縮して、
ぎこちない放送が展開されていました。実は小田和正さんを紹介したのは
「タモリさんは小田さんが嫌いだ」というのをよく知っていた
明石家さんまさんです。
小田和正さんがプロモーションビデオなどを
自分で監督する事があるのですが、『緑の街』という作品を監督した時、
古くからの友人・泉谷しげるさんに出演してもらいました。
その時の役柄は照明技師です。なぜ照明技師という
職業を演じてもらったかというと、実は特撮映画「ガメラ」などの照明技師に
同姓同名の泉谷しげるさんがいるのです。普段から泉谷さんが
「その人と間違えられて、映画で俺が照明技師をやっているって
勘違いするヤツがいるんだよな」と話ていたので、
ワザと照明技師の役を考え出したそうです。
小田和正さんが持っている記録というと
オリコンで1位を獲得した最年長というものです。
現在、小田さんは64歳なのですが、今から5年前の2007年に
リリースしたシングル『こころ』という曲で、
それまで石原裕次郎さんが亡くなった年に獲得した
52歳7ヶ月という記録を7歳も更新して59歳11ヶ月の記録を作っています。
(裕次郎さんが52歳で亡くなっていたというのもビックリしますが)
この先も記録を更新していくんじゃないかと言う感じがします。

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