危険運転被告の父親をほう助容疑で書類送検 道警
北海道共和町の国道で8月、自転車の男女9人が軽乗用車にはねられた事故で道警岩内署は8日、車を運転していた札幌市北区、元会社員、井嶋正博被告(57)=自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)で起訴=の父親(86)を自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)ほう助の疑いで札幌地検小樽支部に書類送検した。
容疑は事故当日の8月19日朝、井嶋被告がてんかんの発作で運転に支障をきたす恐れがあることを知りながら、所有する車を貸したとしている。容疑を認めているという。
道警によると、父親は井嶋被告が数年前からてんかんを患っていることを知っており、2014年1月に医師から運転を控えるよう指導を受けた際は、井嶋被告が所有する車を家族で処分したという。【日下部元美】