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地域政党「輝くまち」結成 旧みんなの党市議ら

地域政党「輝くまち」の結成を発表する8議員=県庁

 仙台市議の柳橋邦彦氏らは6日、県庁で記者会見し、解党したみんなの党に所属していた県内の5市町議会の議員8人で地域政党「輝くまち」を結成したと発表した。旧みんなの党の政策の方向性を踏襲し、行財政改革や議会改革の推進を掲げる。秋の県議選では独自候補の擁立を目指す。
 県内のみんなの党出身の地方議員10人のうち、仙台市議4人と気仙沼、名取両市議、亘理、七ケ浜両町議が各1人ずつ参加。1日に県選管に政治団体として届け出た。現職の地方議員による地域政党の設立は、県内では初めてとみられる。
 綱領では「目指す方向は旧みんなの党のアジェンダ(政策課題)に求める」とし、行政の徹底的な効率化を提唱。地域主体の災害に強いまちづくりや都市型農業の育成も盛り込んだ。
 暫定代表に就いた柳橋氏は「ばらばらに活動するより、よって立つ基盤をつくる方がいいと判断した。原点に帰り、しがらみを断ち切る改革を訴えていく」と述べた。正式な組織体制は近く開く総会で決める。
 輝くまちは、参加していない県議2人のうち無所属の1人に合流を働き掛ける考え。別の県議は次期県議選で維新の党の公認候補になることが決定している。
 新団体設立に伴い、仙台市議会の会派「みんなの仙台」(4人)は会派名を「輝く仙台」に変更した。


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2015年04月07日火曜日

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