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武井咲のフィレンツェ紀行
~時を超えて愛される美しき街へ~

 ルネサンス発祥の地、フレンツェ。その美しさから”屋根のない美術館“と称えられる。かつて、ここに多くの芸術家たちが集い、珠玉の傑作が生みだされていった。当時育まれたものづくりの文化や技術、そして美しきものへの感性は、しっかりと街の人々に受け継がれ、今も手仕事の街として知られている。
 最先端のカルチャーシーンでも、それは例外ではない。フレンツェにはグッチやフェラガモなど、世界のファッション界を牽引するブランドが集まるが、製品の魅力は熟練の技を持つ職人たちがいてこそ発揮されている。グッチの前CEOパトリツィオ・ディ・マルコはこう語っている。「職人の手仕事こそものづくりの核心、手仕事こそに文化が宿り、美しさを生む」

 芸術を愛し、伝統を重んじ、常に文化の中心として存在し続ける街、フレンツェ。この街の根底に流れる“ものづくりの精神”とはいったいどのようなものなのだろうか。そして、そこから創り出される“美しさ”とは…。
 ルネサンス期を彩った芸術作品から現代の最新ファッションまで、女優・武井咲が時を超えた美しきフレンツェの旅に出る。

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『サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂』を見上げる、武井咲。

 この旅で最初に訪れたのは、フィレンツェのシンボル、「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」、大聖堂を意味するドゥオーモの呼び名で親しまれている。

 「ヨーロッパには何か所か行きましたけど、フィレンツェが一番ぐらい衝撃を受けました。ものすごいですね。こんなのが普通に街に現れるという感覚がすごいですよね」
 その圧倒的な存在感に言葉を失いました。人々が暮らす街の真ん中に、時が止まったように佇む巨大なドゥオーモ、不思議な感覚にとらわれました。

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2015年11月21日(土)19:00~20:55 放送

ルネサンス期を彩った芸術作品から現代の最新ファッションまで