武井咲のフィレンツェ紀行
~時を超えて愛される美しき街へ~
ルネサンス発祥の地、フレンツェ。その美しさから”屋根のない美術館“と称えられる。かつて、ここに多くの芸術家たちが集い、珠玉の傑作が生みだされていった。当時育まれたものづくりの文化や技術、そして美しきものへの感性は、しっかりと街の人々に受け継がれ、今も手仕事の街として知られている。
最先端のカルチャーシーンでも、それは例外ではない。フレンツェにはグッチやフェラガモなど、世界のファッション界を牽引するブランドが集まるが、製品の魅力は熟練の技を持つ職人たちがいてこそ発揮されている。グッチの前CEOパトリツィオ・ディ・マルコはこう語っている。「職人の手仕事こそものづくりの核心、手仕事こそに文化が宿り、美しさを生む」
芸術を愛し、伝統を重んじ、常に文化の中心として存在し続ける街、フレンツェ。この街の根底に流れる“ものづくりの精神”とはいったいどのようなものなのだろうか。そして、そこから創り出される“美しさ”とは…。
ルネサンス期を彩った芸術作品から現代の最新ファッションまで、女優・武井咲が時を超えた美しきフレンツェの旅に出る。