目次

車番・枠番・選手カラーについて
競走の舞台「バンク」の特徴
グレード制とは
選手区分
競技用自転車
ギヤ倍数
レースの大まかな流れ
スリット写真と着差





車番・枠番・選手カラーについて

★9車立の場合
枠番123456
車番123456789
カラー

★8車立の場合
枠番123456
車番12345678
カラー

★7車立の場合
枠番123456
車番1234567
カラー

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競走の舞台「バンク」の特徴
現在使われているバンクは1周の周長は
「333.3m」「335m」「400m」「500m」の4種類。

バンク内の主な名称
★ホームストレッチライン
  スタートとゴールの位置。
  ただしスタートはこれより25m手前から行われる事が多い。
★バックストレッチライン
  上りタイム(残り半周)はここから計測。
★25mライン
  この線の手前で発走が適当でないと認められると再発走。
★30mライン
  最終周回にこの線を超えた後に事故などが起きても自転車を押してゴール出来る。
★内圏線(ないけんせん)
  競走路の一番内側で、この内側は退避路となる。
★外帯線(がいたいせん)
  内圏線の外側70cmに引かれた線で選手にとっての目安になる。

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グレード制とは
日本各地の競輪場で開催されている競輪競走は、6つのグレードに分類されています。
GP 毎年12月末に開催される最高峰のレース。競輪界最高額1億円の賞金を賭け、TOP9名の選手による一発勝負。
KEIRINグランプリ
GT S級トップクラスの選手によるレース。優勝者にはグランプリへの出場権が与えられる。
競輪祭、日本選手権、高松宮記念杯、寛仁親王牌、オールスター、全日本選抜
GU S級選手によるGTへの出場権をかけたレース。
東西王座戦、ふるさと、共同通信杯、ヤンググランプリ
GV 各競輪場の開設を記念して年に1回開催される競輪で、「記念競輪」とも呼ばれる。S級選手のみのレースを4日間開催。
FT A級1・2班選手、S級選手とで行われるレース。
FU A1・2班戦(S級昇級を目指して)、A3班(A級2班昇班を目指して)で行う普通開催レース。

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選手区分
競輪選手は、競走結果によってS級・A級の2級6班に分けられる。
(S級S班、1班、2班/A級1班、2班、3班)
S級選手はGV、FIの各レースで、GP、GT、GUへの出場権をかけて、
A級1・2班選手はFI、FIIの各レースで、S級昇級を目指して戦う。
A級3班選手は"チャレンジレース"でA級2班昇班を目指して戦う。

競輪学校卒業後の新人選手は、最下位のA級3班からスタート。
昇級昇班方法は全レースの成績による競走得点制で年に2回行われる。

※A級、S級は選手のレーサーパンツのサイドラインの色で分かります(^^)
赤いラインに白抜き7つ星がS級、緑ラインに白抜き7つ星がA級です※

☆☆☆S級S班は特別なユニフォームを着用することが許されています☆☆☆


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競技用自転車
競輪選手は、それぞれ自分専用のレーサー(競技用自転車)を持っており
バッグに分解されたレーサーを携行し、全国の競輪場を転戦している。

レーサーは、ハンドル、ハンドルポスト、シートポスト、ギヤクランク、ギヤ、ペダルなど、
ほとんどが軽合金でできていてかなり軽量化されている。
ブレーキはなく、後輪ギヤは固定されているため
通常の自転車とは違い、走り続けるためには足を回し続けなければならない。
タイヤの外径は、675mm、空気圧は10kg(乗用車が2kg)ぐらい。
レーサーは各選手に合わせて製作されるため、全てハンドメイドで作られる。

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ギヤ倍数
ペダルの根元についている大ギヤと、後輪についている小ギヤとの比率。
ギヤ倍数は、選手がレース毎に自分で決め、レース前に届け出られたギヤ倍数は、変更できない。
この数値は出走表で発表されている。(「競輪研究」をご参考下さい)

○ギヤ倍数が大きい・・・スピードを上げるにはパワーと時間がかかるが、そのスピードを継続することが容易。
○ギヤ倍数が小さい・・・すぐにスピードを上げられるが、それを継続するのは大変。

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レースの大まかな流れ
選手紹介(顔見せ・脚見せ)
そのレースに参加する選手がレース前に全員で2〜3周バンクを試走する。

ラインを組む予定の選手はこの時に一緒に走る事が多いゾ!
レース開始(スタート)
号砲と共に選手がスタート。
発走機に固定されていた自転車のストッパーが号砲と共に外れる。
だが、いきなり飛び出すのではなく、まずは静かなる水面下の戦い&かけひきが!
周回中
周回数はレースやバンクによって違う。
残りの周回数は周回板によって示されている。
最初は白板、残り3周で青板(アオバン)。
そして残り2周の赤板(アカバン)、ここからいよいよレースが動き始める。
残り1周半(打鐘[ジャン]が鳴る)
各選手トップスピードへ!そのスピードは時速70キロを超えることも!
そしてラスト4コーナーからの直線勝負へ。

★↓打鐘(ジャン)★

★スピーカーの音量に注意!★
そしてゴール!
ゴール前はそれまで引き付けていたハンドルを腕を伸ばして前方に押し出す(ハンドル投げ)。
着差はスリット写真で厳密に判定。
僅かの差が勝敗を分ける。

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スリット写真と着差
ゴールでは着差を正確に割り出すためにスリットカメラがつかわれる。
タイヤの幅よりも小さい微差まで正確に測れるすぐれもの。


自転車の車体が基準の「1」。
自転車の先端からタイヤ幅より小さい「ビサ」から「タイヤ」〜「1W」まではタイヤを基準とした表記
「1/2」〜「1」までは車体全体が基準となる。

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