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更新日:2015.07.07

8月6日(木)ピースナイター 背番号「86」ユニフォーム着用

今年広島は未曽有の惨事から70年を迎えます。
原爆で壊滅した街の復興を旗印に産声を上げたカープ球団。
地域の力添えによりさまざまな困難を乗り越え、被爆地の復興とともに歩んできました。
球団の歴史は広島の復興の歴史でもあります。 試合開催にあたり、慰霊の意を表すとともに「8月6日」に対する多くの方々の想いや記憶の歴史を継承し、次世代に引き継ぐきっかけになる事を願っております。

〇背番号「86」ユニフォーム着用
当日は、監督・コーチ・全選手が「86」のユニフォームを着用し、試合を行います。

広島では5年前衝撃的な調査結果が出ました。
広島市の小中学校に、広島への原爆投下日時をたずねたところ、正解率は小学校で33%、中学校で55.7%までに低下していると言う事実です。
被爆の惨状を継承するうえで最も基本的な知識が被爆地、広島市の小中学生ですら欠如しており全国となるとどのような結果となるのでしょうか。
被爆70年の8月6日に広島で開催される試合で、私たちが継承して行かなければならない70年前の記憶、8月6日という特別な日を、グランドに立つ選手の背番号「86」を通じて全国に伝えたいと思います。
また、ユニフォームの片袖には今年度までに慰霊碑に奉納された原爆死没者数を刻印しております。
犠牲者の冥福をお祈りいたします。
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<前田健太選手コメント>
8月6日という日にチーム全員で同じ背番号86のユニフォームを着てプレーできるのは身の引き締まる思いです。
皆で気持ちを一つにして戦っていきます。
広島にとって8月6日はすごく大切な日です。
その記憶が薄れてしまうのは悲しいことなので、忘れてはいけないという思いをカープの選手として野球を通じて全国の皆さんに伝えていきたいです。
カープは地域の皆さんと共に歩んできた球団です。
この日に野球ができる喜びを感じながら球場で一生懸命プレーしたいですし、皆さんに一つでも多くのことを野球を通じて伝えたいと思っています。
8月6日はいつも以上にチーム・ファン一丸となって戦っていきたいです。
僕は大阪出身なのですが、カープに入団してから原爆を身近に感じるようになり、8月6日に遠征で広島に居ない時は、帰ってきてから平和公園に行って手を合わせるようになりました。
カープという球団が復興の象徴として戦ってきたという歴史を知ってから、広島の地域のために頑張りたいという思いがより一層強くなりましたし、何とか喜んでもらいたいと思って戦うようになりました。
8月6日に広島で試合ができるのは選手にとってすごく嬉しいです。
8月6日にカープと広島の歴史についてたくさんの人に知ってもらえるように頑張っていきたいと思います。
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