みんなで、ガンバりました!
タイトルバック撮影秘話

最終週(9/21)から新しく追加されたタイトルバック映像は、ご覧いただけましたか?
ドラマの中でも象徴的な場所として登場する能登の岬で大きくなった家族みんなで挑んだ、あの“ポーズ”。タイトルバック制作を担当した演出・一木正恵さんに5月の能登ロケでの撮影時の様子と、最終週に放送するにあたっての思いを聞きました。

「番組放送開始からのタイトルバックに2つの新しいカットを差し替えて、第18週(7/27〜)から第25週まで新タイトルバックを放送しました。その新しいカットを撮影したとき、じつはもう1つ別のカットを撮影していたのです。
当初、企画していた2つのカットを撮影したあと、私はこの時間が正に『奇跡』のように感じました。
今を代表する各世代の名優、若手の旗手たちと、能登という屈指の景勝地で撮影できる。そして、みなさんがすごく楽しんでいる。
有難いなあ、楽しいなあ、終わりたくないなあと思っていると、ふとあのポーズが頭の片隅によぎりました。
だから、当初から予定していたわけでは、全くありません。
新撮タイトルバックの撮影終了間際に、瞬間的に思いついて、やってみようと思い立ちました。
まあよくぞ、あの方々にあんなことを提案したものですね、今思うと。

でも「こういうポーズでやりましょう」と言ったとき、皆さん笑って、乗ってくださいました。
すぐに背比べをして背の順に並んでもらい、一発撮りでした。
もう陽が傾きかけていたので、一発勝負でした。
太鳳ちゃんや田中泯さんは、屈指のダンサーですし、麦ちゃんもバレエ経験者。他の皆さんも舞台で養った身のこなしが見事で、一発で決まりました。
後ろの男性陣はタイミングが難しかったようで、最後尾の大泉さんは、『俺ほんとに映ってる?』と、やや不満(笑)そうでした。

第18週(7/27〜)で新タイトルバックをお披露目したとき、最後に撮影したあの『ポーズ』は使わないの?とキャストのみなさんからも聞かれたように記憶しています。
「あれは、最終週のご褒美にしましょう」と話していたので、実現できて良かったと思っています。
あの映像を視聴者のみなさんにお届けすることで、『まれ』のチームワークの素晴らしさ、互いが尊敬しあうチームであったことを、少しでも感じていただければ幸いと思います。」