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西之島 面積減少も活発な火山活動続く
9月18日 18時23分

西之島 面積減少も活発な火山活動続く
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小笠原諸島の西之島について、海上保安庁が16日上空から観測した結果、島の面積は前回の観測に比べて減っていたものの、引き続き溶岩が流れ下るなど、活発な火山活動が続いていることが確認されました。
小笠原諸島の父島の西、およそ130キロにある西之島では、おととし11月に島の南東側の海底で噴火が確認され、その後も活発な活動が続いています。
海上保安庁が16日、航空機で上空から観測したところ、島の中央部の火口からは噴火は確認されなかったものの、斜面の2か所から溶岩が流れ出していて、島の周辺の海域では200メートルから300メートルにわたって流れ込んだ溶岩などによって海水が褐色に変わっている様子が確認されました。
一方、島の大きさは、東西と南北にそれぞれおよそ1950メートルで、面積は東京ドームのおよそ57倍の2.68平方キロと、おととし11月に観測を始めてから初めて前回の調査よりも0.04平方キロ減りました。海上保安庁は波に浸食されて面積が減少したとしたうえで、陸地が厚みを増している可能性があり、拡大がとまったとは考えていないとしています。
調査に同行した東京工業大学の野上健治教授は、「海水が変色している海域が島の周囲の広い範囲で確認されているうえ、依然として溶岩が流れ出し続けていることから、火山活動に大きな変化はなく、活発な状態が続いていると考えられる」と話しています。

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