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坂上忍が潔癖刑事役で主演!温水洋一と撮影秘話をたっぷり語る!!『潔癖クンが行く 汚れた招待状~痴漢係はちょっとツライ!~』(仮)

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バラエティ番組でひっぱりだこの俳優・坂上忍が、フジテレビ系列で9月26日に放送する金曜プレステージ『潔癖クンが行く 汚れた招待状~痴漢係はちょっとツライ!~』(仮)で、刑事ドラマの主演に初挑戦することが決定。ドラマの撮影現場で取材に応じてくれた。

今回、坂上が演じるのは、殺人事件の現場に到着すると、そこで除菌スプレーをまき散らして現場を荒らしてしまうというほどの潔癖すぎる刑事・相田亮介。しかし、ただの潔癖ではなく、潔癖で培われたその鋭い洞察力で、次々と事件をひもとくヒントを現場から見つけ出していく。しかし、度を超えた潔癖症が故に相田は上司に目を付けられ、刑事課から生活安全課に異動させられてしまう。そこで、コンビを組むことになる速水悠太郎を温水洋一が演じる。生活安全課として満員電車に乗り込み、痴漢を捕まえようとするが、毎回痴漢と間違われてしまう速水。そんな彼に与えられた新しい任務が、潔癖刑事・相田を指導することだった。

そんな二人の前に事件が起こる。速水は勤務中に満員電車で携帯を使って盗撮している男を発見し、迷わず携帯を没収するが、中からは盗撮らしきものは一切出てこず、男に大声で怒鳴りつけられる。しかし数日後、なんとその男が殺害されたという情報が二人に入り、連続殺人へと発展する。相田は持ち前の洞察力で、二つの事件の意外な関係性に気づく。相田を制止しようとする速水も無理やり巻き込んで、事件は衝撃の結末を迎える。

今回、ドラマの収録現場で坂上と温水が取材に応じ、ドラマでは初共演だという二人の現場での様子や撮影秘話などをたっぷりと語ってくれた。



――主演のオファーを受けた時の印象はいかがでしたか?

坂上:本当にやって良いんですかって(笑)。僕の持論ですが、主演は余計な芝居をしなくても、周りの俳優さんがいいお芝居をしてくださったら自然と立つ作りになっているので、僕は余計なことをせず、周りの俳優さんが気分よくお芝居ができるようにホストに徹しようと思っています。

――久しぶりの刑事役はいかがですか?

坂上:今回は基本ずっと温水さんと二人なので、刑事ドラマ特有の5人くらいでひとつの台詞を分け合うみたいなことがないんですよ。そういう意味では楽しいというかリズムを作りやすいですね。

――台本を読むとお二人ともあて書きなのかなと思うくらいぴったりな役だと思いました。

坂上:最初のプロットの段階では、そこまであて書きではなかったと思うんですよ。なんか準備稿から決定稿と進んでいくうちにどんどんエスカレートしていった感じでしたね。

温水:いろいろと足されていきましたよね(笑)。僕も生活安全課の刑事なのに痴漢に間違われるという役どころですが、こういう面白い役は久しぶりで、ぴったりだなと思いました。

坂上:台本に遊びの余地が残されているので、撮影が始まるまで温水さんがどうやって役を作ってくるのかなと想像しながら、僕はこうやってみようと考えていました。実際に撮影が始まっても、温水さんからすぐに反応が返ってきてやりやすいです。

温水:リハーサルでは見せずに、本番でいきなりアドリブを入れてきたりするので、そこは丁々発止というか臨機応変にやっています(笑)

――かなりアドリブを入れているのでしょうか?

坂上:許される範囲でやっています。というか、監督からあまり注意されないから自主規制しているところもあります。これはちょっとマズいかなって(笑)

温水:それはありますよね。現場を笑わせるために、思い切ってやってみようという時もありますしね。

坂上:本番はやりすぎの一歩手前で収めたら、逆に監督から「あれ、やらないんですか?」って言われたりね。事件現場をアルコール消毒しちゃうようなキャラクターを成立させなくてはいけないので、やりすぎるとあまりにもリアリティなくなっちゃいますからね。僕らもちょっとは考えてお芝居しているんですよ(笑)

――どちらからアドリブを仕掛けるのですか?

坂上:僕がやりたがりなので、僕が多いですよね?

温水:そうですね。坂上くんが驚くシーンだったんですが、すごく大袈裟に「エーッ!?」って言うから、自分が台詞を間違えたのかなって思って固まっちゃって、そういうアドリブだったのかって気づいたこともありました(笑)。いろいろ細かく遊んでいます。

――ドラマでは初共演とのことですが、二人の雰囲気を見ているとすごく良いコンビになっているのが伝わってきます。

坂上:ほとんど同世代ですから、ツッコミを入れたらボケてもらえるので安心しています。

温水:こんなツッコミが来るんじゃないかなと構えていても、坂上くんがちょっとずらしてきたりするのが面白いですね。世代が近いので、感覚がわかるというか、共有できる部分があるのだと思います。

坂上:ここの台詞をこういう風に変えたいと相談すると、わかりましたと言って、テストの時にはそれの返しを用意していてくれるんですよ。さすが温水洋一だなって思わされてばかりです。

温水:急に何を言うんですか? 最近ちょっとバラエティで見ることが多くて、視聴者の方の中には坂上くんのことを勘違いしている人もいると思うんですけど、やっぱり坂上忍は俳優なんですよ。

坂上:あっはっはっは! 褒め合いましょう(笑)

――どんなところで俳優・坂上忍だなと感じたのですか?

温水:坂上くんは犬を飼っているから朝散歩をするためにすごく早起きなんです。でも、この現場は6時とか7時前に集まることが多いから、いつも早起きしたんだろうなって感じで眠そうにやってくるんですよ。でも、本番が始まると台詞は完璧に入っていて、やっぱり、やることはしっかりやっているんだなって。

坂上:たいして褒め言葉になってないですよ! 当たり前のことですよ。

温水:当たり前のことですけど、現場で台本を読んでいる姿とか見ないですよね。

坂上:温水さんも台詞がしっかり入っていますからね。僕らより若い年代の方が台本を持っていたりするんですよ。僕らはとにかく台詞を覚える、遅刻をしない、極力NGを出さない。さぁ、みんな早く帰りましょう! っていう精神ですよね。

温水:みんなが幸せになるようにね(笑)。スタッフも本当に暑い中大変ですから。

――シリーズ化されそうな手応えは?

坂上:何回かやって空気感が出てくるというのはお芝居もバラエティも変わらないと思うんですけど、今回はどうなるでしょうね。

温水:僕はパート2もパート3もやりたいです。

――最後に視聴者に向けてメッセージをお願いします。

温水:坂上くんが真面目に刑事をやっているということで「おっ!」って思うし、それでいてバラエティで見せている強気なツッコミとボケみたいなことも楽しめる。バラエティよりではありますが、ちゃんとした謎解きもある2時間の刑事ドラマになっています。

坂上:楽しいコメディにはなっていると思います。現場の雰囲気はとても良いので、たくさんの方に見ていただければ嬉しいです。

■金曜プレステージ『潔癖クンが行く 汚れた招待状~痴漢係はちょっとツライ!~』(仮)
2014年9月26日(金)21:00~22:52(フジテレビ系列)

最終更新  2014/08/23 06:01


許諾番号 9012164001Y45038