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15日に「おもろいもん出ましたんやわ」展 三重埋文センター

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15日に「おもろいもん出ましたんやわ」展 三重埋文センター

 県内の遺跡の発掘成果を報告する「おもろいもん出ましたんやわ@三重2013」が15日午後1時から、松阪市嬉野川北町の県埋蔵文化財センター嬉野分室で開かれる。伊賀市東条の東条1号墳の鉄刀など100点を超す出土品を展示し、センターは「昔の人々の生活の跡が垣間見られる」と話している。入場無料。

 東条1号墳から出土した鉄刀は古墳時代後期(6世紀前半)のもので長さ115センチ。同時に出土した直径13センチの銅鏡「四獣鏡」も展示する。いずれも平成24年度の調査で発見され、さび落としなどの保存修理を終え初公開となる。また、松阪市立田町の中坪遺跡から25年度の調査で奈良時代の井戸などの遺構から見つかった土師器(はじき)や須恵器などの土器4点も注目を集めそう。

 このほか、四日市市の中野山遺跡で出土した縄文時代早期の縄文土器や石器、同市の小牧南遺跡の縄文土器や勾玉(まがたま)などもあり、担当者が会場で説明する。

 同展はセンターが行った発掘調査のうち、現地説明会後の調査や整理作業を経て「おもしろい」とされる遺物などをまとめて紹介し今年で4回目。

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