[PR]

 増えすぎたキャラクターの一本化を進める大阪府は30日、リストラ策を決めた。府が直接管理する31体のうち、残るのはメインの「もずやん」を含む9体だけ。ただ、もずやん以外の着ぐるみの更新は認められないため、寿命が来ればほかのキャラは引退することになる。

 府の関連キャラは計92体いたが、松井一郎知事がリストラ方針を表明。昨年9月、もずやんを広報担当副知事に任命し、中心キャラに位置づけていた。

 今回、府が直接管理するキャラのうち、着ぐるみがないものを中心に7割をリストラ。残ったキャラもイベント出演は原則、もずやんの同伴が必要で、全国イベントの「ゆるキャラグランプリ」にも出られない。

 市町村とつくる実行委員会や指定管理者などのキャラ計61体については府主導ではリストラできず、引退は1体にとどまった。(太田成美)