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次は歌で酔わせます♪「マッサン」エリー、日本で歌手デビュー!

サンケイスポーツ 3月27日(金)5時0分配信

 NHK連続テレビ小説「マッサン」(月〜土曜前8・0)のヒロインで米女優、シャーロット・ケイト・フォックス(29)が日本で歌手デビューすることが26日、分かった。劇中でも口ずさんだ大正時代の流行歌「ゴンドラの唄」を日本語カバーし、4月29日に発売する。坂本九さんの「上を向いて歩こう」と、自身が作詞作曲したオリジナル曲も収録した3曲入り。演技で魅せた“朝のヒロイン”が今度は歌声で魅了する。

 10月に名作ミュージカル「CHICAGO」でブロードウェーデビューが決まったシャーロットが、アーティストとして新たな一歩を踏み出す。

 デビュー曲「ゴンドラの唄」は、「マッサン」の舞台となっている大正時代にはやった歌謡曲。舞台「その前夜」の劇中歌として生まれ、その後、故森繁久彌さんや小林旭(76)らが歌ったことでも知られる。

 ♪いのち短し 恋せよ乙女…と、乙女のはかなさを歌った歌詞で親しまれ、ヒロイン、エリー役のシャーロットが劇中で歌ったほか、一昨年の朝ドラ「ごちそうさん」でも登場した楽曲だ。

 デビューのきっかけは歌への情熱だった。大学時代に演劇やダンスを専攻し、作詞作曲にも取り組んでいたシャーロット。かねてより「歌をやりたい」と望んでおり、今年に入って大ファンの日系米国人シンガー・ソングライター、Kishi Bashi(39)に自らプロデュースを依頼。彼が快諾し、歌手への道が開けた。

 制作側から「日本語でカバーするなら?」と問われ、彼女が「『ゴンドラの唄』が好き!」と即答したことから同曲でのデビューが決定。米国では「スキヤキ」のタイトルでヒットしたお気に入りの「上を向いて歩こう」と、自身が作詞し、Kishi Bashiと共同で作曲したポップス「Drained The Day Away」も収録される。

 レコーディングは、ニューヨークに「CHICAGO」のリハーサルで訪れていた今月17日夜に敢行。リハ後の午後8時から翌18日午前3時まで行うハードスケジュールだったが、日本語がきちんと聞こえるように、何度も聴き直しながら全力で歌唱したという。

 7月にはアルバムも発売予定で、念願の歌手デビューにシャーロットは「自分の感性と日本語を交えて、とてもユニークな音楽を作ることができ、楽しい音楽の道への第一歩となりました」と大感激。今年は舞台と音楽で大活躍する。

最終更新:3月27日(金)8時12分

サンケイスポーツ