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わくわく買い物ゆったり温泉 新大分駅ビル開業まで2か月半

  • 建設が進むJR大分駅ビル(本社ヘリから)

 新大分駅ビル「JRおおいたシティ」の開業が、いよいよ2か月半後の4月16日に迫った。外装工事を終え、その姿を現した新駅ビルの内容を詳報する。

 ◆商業施設

 「アミュプラザおおいた」は、既存の「豊後にわさき市場」など5000平方メートルを含む3万6000平方メートル。そのうち、新たにオープンする駅ビル1~4階には183店が出店し、18店が九州初、119店が県内初となる。20歳代から30歳代前半の女性を中心に、幅広い客層を標的にしている。

 1階には人気店がずらり。「ビームス」「シップス」「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」や「ディーゼル」「アクアガール」「ダイアナ」などの衣服や服飾関連のほか、雑貨の「中川政七商店」や文具の「スミス」、和食材の「久世福商店」なども並ぶ。

 2階もファッションと雑貨が中心。働く女性向けのファッションのほか、「マウジー」や「セシルマクビー」など、定番から流行の品までそろう。

 3階は家族みんなで楽しめるフロア。駅ビルの核店舗「東急ハンズ」のほか、子供服や「ポケモンストア」などキャラクターグッズの店、鉄道模型専門店「ポポンデッタ」、フードコートなどがある。

 4階は飲食店と映画館、書店などのエリア。豪華観光寝台列車「ななつ星in九州」に食事を提供する大分市の「方寸」による和甘味・創作料理店「さい」や、別府市の韓国料理店「うさぎととら」などの地元人気店や牛タン、黒豚しゃぶしゃぶなど県外の話題の店まで、和洋中14店がそろう。

 16日には屋上庭園と駐車場もオープン。屋上庭園は4500平方メートルで、「JR博多シティ」(福岡市)の屋上庭園の約1・8倍の広さ。自然と伝統をテーマに神社仏閣様式を再現して木々を植える。電動のミニトレインも走る。

 JR九州は「『100年に一度』と言われる県都の顔作りで、その一角を担うのにふさわしい充実した施設になりそう。大分のランドマーク、そしてまちづくりの起爆剤として、駅から地域と大分、さらに九州全体を元気にしたい」と力を込める。

 ◆ホテル 温泉施設

  • 21階からの眺め。温泉施設の露天風呂から楽しめる

 駅東側のタワー部に入る温泉施設「シティスパてんくう」と「JR九州ホテル ブラッサム大分」は、商業施設などの開業から1週間後の4月23日にオープンする予定。

 ホテルは8~18階で、ダブルとツインのみの190室。ロビーや客室には木や石など自然の素材を用いており、ぬくもりあふれるデザインになる。

 ホテルの上の19~21階にある温泉施設からは市内が一望できる。

 昨年11月下旬、温泉施設を始めとする駅ビルの内部が報道陣に公開された。露天風呂の湯船の工事などが行われていた21階に上がると「絶景」が広がっていた。林立するビルや目抜き通りの「中央通り」。西側に目をやると、別府湾や高崎山、鶴見岳が見え、その方向へ日豊線が延びている。眺めと温泉が心身をリフレッシュしてくれそうだ。

2015年02月01日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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