モッピー改め「もずやん」やで－。大阪府が１７日、ゆるキャラの新しい名前を発表した。多すぎるキャラクターを一本化して売り出そうとしたところ、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（ＵＳＪ、大阪市）が同名のキャラを商標登録していたことが判明、改名に追い込まれ、１９０５件の公募作品から選んだ。

　府のモッピーは平成９年のなみはや国体のために「府の鳥」であるモズをベースに考案された。今春、９２体まで増えたゆるキャラの「代表選手」に抜擢（ばってき）されることになったが、府はＵＳＪから、米国の「セサミストリート」の仲間として同じ名前を２３年に商標登録しているとの指摘を受けていた。

　ＵＳＪで開かれたお披露目式で松井一郎知事は「こてこての大阪らしい名前になった。熊本県の『くまモン』に追い付き、世界に大阪を発信して」ともずやんを激励。ＵＳＪのモッピーも応援に駆け付けた。