モルディブ、盛り土で水没防げ 国土存亡かけ挑戦【ニューデリー共同】温暖化による海面上昇で将来、水没の危険性が指摘されるインド洋の島しょ国モルディブが、土砂による盛り土で国土を守る方策を検討していることが4日までに分かった。 同国のナシード大統領は水没に備え、全国民を移住させるための土地を外国に確保する構想を発表したこともあるが、盛り土による水没防止策は国家の存亡をかけた新たな挑戦といえる。 インド紙ビジネス・スタンダードによると、モルディブ政府はバングラデシュに、盛り土に使用する土砂の調達を依頼。世界最大級のデルタ地帯にあるバングラデシュは主要河川の大規模しゅんせつを計画しており、作業で出た砂や土をモルディブに輸出することで両国の思惑が一致した。 【共同通信】
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