高砂市の白陵中学・高校を運営する学校法人「三木学園」が10日、大相撲の横綱鶴竜関に化粧まわしを贈呈した。約1100人の生徒の拍手を受け、鶴竜関は「ずっと応援していただいている。横綱として、ここに立てたことをうれしく思う」とあいさつした。
同校は2006年に新校舎を建設した際、施工業者が井筒部屋後援会のメンバーだった縁で、当時十両だった鶴竜関を起工式に招待。鶴竜関は神事「地固めの儀」で四股を踏んだ。三役時代には、姉妹校の岡山白陵中学・高校の新校舎建設でも同様に四股を踏むなど交流を深めている。
贈呈された三つぞろえの化粧まわしは姫路城と白鷺(しらさぎ)がモチーフ。鶴竜関は「縁起が良い。(7月の)名古屋場所で成績の良い状態で着けられたらいいですね」と喜んだ。
白陵高2年の増田力也生徒会長は「横綱は人情味あふれる人だと感じた」と話した。
(小林隆宏)
贈呈された化粧まわしの前であいさつする鶴竜関=白陵中・高
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