- [PR]
エンタメ
【ネットろんだん】2ちゃんねる転載禁止 揺れる「まとめサイト」の行方は
ソーシャルへの端境期
転載禁止から1カ月余り。2ちゃんねるの代わりにツイッターから話題を拾ったりと延命を図るサイトも多いが、「内容が薄い」「面白くなくなった」との声が目立っている。
まとめサイトはネットの話題を一覧する手段として利便性は高かった。神田さんは、同サイト群が「ネット世論」を若者を中心とした一般層にも広げる一因になったとみるほか、「近年マスコミもこれを参考に『ネットで話題』という切り口で記事を書く傾向にある」として、現実社会に与える影響を指摘する。
一方で、神田さんは「2ちゃんねるの影響力は低下しており、ネット世論の主流がフェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアに移る端境期にある」とも話す。
ネットではツイッターで他人のつぶやきをそのまま自分のアカウントで拡散する「リツイート」や、ブログ記事を転載する「リブログ」といった「転載文化」が根付きつつある。その流れの中での転載禁止は、2ちゃんねるの「終わり」を早めることになるのかもしれない。(本)
◇
【用語解説】2ちゃんねる
平成11年、IT実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が開設したインターネット掲示板。ニュースや趣味、雑談系など多数の「板」(掲示板)があり、ほとんどのユーザーが匿名で書き込みを行っている。活発な議論の一方で、誹謗(ひぼう)中傷や犯行予告などの社会問題も発生した。今年2月、実質的な管理人が、これまでサーバー管理などを行っていた人物に移ったとされる。
関連トピックス
関連ニュース
- [PR]
- [PR]