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「日本人100人拉致の可能性」…国連が報告書

 【ニューヨーク=加藤賢治】日本人拉致など北朝鮮による人権侵害問題に関する討論会が16日、国連本部で開かれた。拉致問題などを「人道に対する罪」と認定した報告書を今年2月にまとめた国連調査委員会のマイケル・カービー委員長は、「国連総会や安保理による重大な行動が必要だ」と述べた。

 国連安全保障理事会による国際刑事裁判所(ICC)への付託を念頭に置いたとみられる。

 カービー委員長は、報告書により「現代社会において、北朝鮮が比類なき全体主義国家だと明らかになった」と述べ、北朝鮮の政治体制を批判。調査委メンバーで、国連の北朝鮮人権問題担当特別報告者のマルズキ・ダルスマン氏は、「少なくとも日本人100人が拉致された可能性がある」と指摘、「日本は最も拉致の影響を受けた国の一つだ」と述べた。

2014年04月17日 10時35分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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