47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  •  ニュース詳細     
  • 岡本の五輪出場は? 分裂2団体の交渉が焦点

     シドニー五輪のテコンドー女子銅メダリスト、岡本依子(ルネスかなざわ)が14日のアテネ五輪アジア予選67キロ以上級で出場枠を獲得したが、日本オリンピック委員会(JOC)の林務専務理事は16日、テコンドーの五輪派遣には分裂状態の国内統括団体が、遅くとも3月中に一本化する必要があるとの見解をあらためて示した。  全日本テコンドー協会(衛藤征士郎会長)と日本テコンドー連合(森喬伸会長)の交渉は依然まとまっていない。JOCは「静観する」(林専務理事)立場だ。  両会長は、一度は新団体を設立して「衛藤会長、森理事長」とすることで合意。しかし、現在は全日本協会が「合意は白紙」と主張し、日本連合は再度、衛藤会長を含めた会談を求める。  一昨年の釜山アジア大会は、分裂で選手は派遣されなかった。今回、代表に選ばれることが濃厚な岡本は「自分ができることはやった。後は分からない」と好転を祈っている。両団体とも「岡本を出したい」という意向は一致しており、今後の交渉の行方が焦点になる。
      【共同通信】