将来のタカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校の第100期生の卒業式が1日、兵庫・宝塚市の同校講堂で行われ、2年間レッスンを積んだ39人が明日のスターを目指して巣立った。この日、宝塚歌劇団に入団。宝塚大劇場で3月21日開幕の月組公演で初舞台を踏む。
卒業式で岩崎文夫校長が「良くも悪くも100期生との肩書がつく。焦らず、慌てず、諦めずの精神で頑張ってほしい」と激励。首席の芸名・蘭尚樹(らん・なおき、男役)は「清く正しく美しくを心に深く刻み、芸の道を歩んでいきます」と力強く決意を述べた。
39人の中には、女優・夏目雅子さん、田中好子さん(ともに故人)の姪・風間柚乃(かざま・ゆの、男役)、元プロ野球選手・太田幸司さんの長女・妃純凛(ひすみ・りん、娘役)、清原和博さんの親戚の雄希(ゆうき)しおん(男役)がいる。まな娘の旅立ちを見届けた太田さんは「どこまではい上がれるか、野球と一緒」と目を細めていた。
[2014/3/2-06:01 スポーツ報知]