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コラム

苦しみ抜いたシーズン200安打(1/2)
木本大志の『ICHIRO STYLE』 VOL.14

2005年10月03日
(木本大志)

メジャーでも初となる新人からの5年連続200安打を達成したイチロー
メジャーでも初となる新人からの5年連続200安打を達成したイチロー【 (C)Getty Images/AFLO 】

僕は本当にヒットを打ちたい選手

 おそらく10人中9人の打者が目標とする3割という数字。イチローは、「どうでもいい」と涼しく言い放った。 苦しみ抜いてのシーズン200本安打。その素直な感想を求められれば、
「最高! 最高の気分ですね」
 と、顔をほころばせた。
「僕は本当にヒットを打ちたい選手なんだなあって。200本さえ打てたら、もう3割なんて、どうだっていいい。それは今回、本当にそう思いましたね」

 例えば、1−3というカウント。待って、四球を選ぼうかな、という気持ち、「ないんですよ、僕」。四球が増えれば4割が見えると、開幕前に言われた。打数が減れば1本のヒットで打率の上がる幅も変わる。もちろんその逆のリスクもあるが、4割到達には、「もう少し四球を選ぶ方が有利」。

 が、イチローには毛頭、そこを追う気がない。
「1−3。フォアボールでいいかって思う選手、結構いるんだけど、普通に打つ気もなく見逃してフォアボールを選ぶことと、打つ気で行って、それがボールになって結局フォアボールになるのとでは、僕にとって、全く意味が違うんですよね。積極的か消極的か。同じフォアボールという結果でも、そこは僕にとって、全く違う」


打率を狙うのは面白くない

 スタイルの問題でもあるという。
「そういうものが積み重なって、選手としてのスタイルみたいなのが出来上がる。面白くない選手っていうのは、多分、そういうもの(例えば、1−3で待つ)を積み重ねていってるんだろうね。そういうものって言うのは、知らないうちに自分で自分の中に作っているもの。まあ、そうはなりたくないね」

 ちなみに、3割への意識、それを守ろうと意識したこと、「記憶にない」と言う。いつからかと問われても、
「はぁー、いつだろうねー。うーん、あったかなー」

 そういう、危機そのものを感じたことがなかったのでは?
「まあ、プロに入ってからの記憶はないですねー。ということはその前は当然ないでしょうね」

 打率を気にしない気持ちはどこから来るのか?
「いや、面白くないだけで」

<続く>

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