カルーセル麻紀さん戸籍変更の記者会見
ま、そんな感じです・・・( ̄▽ ̄;A
朝日新聞 2004年10月28日 21:45
http://www.asahi.com/culture/update/1028/007.html
性別変更認められたカルーセル麻紀さん、笑顔で会見性同一性障害特例法に基づき、戸籍などの性別を男性から女性へと変更することが認められたタレントのカルーセル麻紀さん(61)が28日、記者会見を開き、「本当にうれしい。パスポートも性別が変わった。今まで行けなかった国に早く行きたい。ゴルフ場でのお風呂も堂々と女性用に入れる」と笑顔で語った。
これまで、パスポートの性別が男だったため、外国への入国審査で苦労したという。「『男だ』『女だ』とあちこち連れていかれた。共産圏に行けず、今でもアメリカに行くときは女性の格好でなく、髪をひっつめる。(入国審査では)いつもドキドキしていた。これからは堂々とスカートで入国したい」と語った。
麻紀さんは本名も「平原徹男」から「平原麻紀」に変更した。
また、日本の性同一性障害を取りまく状況について「欧州に比べ、ずっと遅れている。困っている後輩がいっぱいいる」と話した。
麻紀さんは同特例法の施行を受けて、東京家裁に性別変更を申し立て、9月28日付で同家裁がこれを認めたという。
Photo : カルーセル麻紀さん。黒のドレスで登場した=東京・赤坂で
中日スポーツスポーツ 2004年10月28日
http://chuspo.chunichi.co.jp/00/hou/20041029/spon____hou_____001.shtml
カルーセル麻紀「誰かお嫁にもらって!!」:晴れて女に喜びの会見今年7月に施行された「性同一性障害特例法」で、戸籍上「男」から正真正銘の「女」になった女優のカルーセル麻紀(61)が28日、東京都内で会見し、晴れて「女」になった喜びを語った。
30歳の時にモロッコで性転換手術。女の体でいながら、社会制度の中で女として認められていなかったカルーセルは「前は仮の女優。これでゴルフ場に行っても、堂々と女風呂に入れるし、うれしい。結婚? 誰か奇特な人がいたら、後妻でもいい。お嫁にもらって!!」とうれしそうだった。
カルーセルは特例法の施行を受け、9月上旬に家庭裁判所に戸籍上の性別の変更を申請。約3週間で、本名「平原徹男」から「平原麻紀」への変更が認められた。
平原麻紀になったのを機に、パスポートも新たに取得。27日にできたばかりという真新しいパスポートを手に、カルーセルは「写真も初めてお化粧して撮りました。いままで入国できなかった国もたくさんある。早くそんな国を訪ねたい」。北海道にいる93歳の母親も喜んでくれたといい、「今回のことがニューハーフや後輩たちの励みになれば」と声を弾ませた。 (安崎和司)
ニッカンスポーツ 2004年10月29日 09:28
http://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-041029-0006.html
カルーセル麻紀「堂々と女風呂に入れる」戸籍上も「男」から「女」になったタレントのカルーセル麻紀(61)が28日、新しい本名「平原麻紀」として都内で会見した。モンテカルロで新調したディオールの黒いドレス姿で現れたカルーセルは「これまでは仮の女優だったけど、これからは純粋女優。ゴルフ場でも堂々と女性風呂に入れます」と笑顔をみせた。
「性同一性障害特例法」の施行に伴い7月に戸籍変更を申請。9月末、家裁に認められ、新しい戸籍、パスポートもできた。「40年間、海外の入国審査で、いつ別室に連れて行かれるかいつもドキドキしていた。新しいパスポートで、32年前に性転換手術を受けたモロッコに行って『女になったわよ』って叫びたい」。
戸籍上「徹男」から「麻紀」となり、9人兄弟の二男から二女に変わった。故郷の北海道釧路市に住む93歳の母に戸籍を変えたことを謝ると「私から生まれた子だから、男でも女でもどっちでも構わない。良かったね」と言われたという。
31歳の時、19歳のフランス男性と法律上は認められない結婚をしたが、今後は結婚も可能。「あと20歳若かったらね。子供も育てるので、後妻でもらってくれる奇特な人はいないかしら」と花婿を募集していた。
サンケイスポーツ 200年10月29日
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200410/gt2004102903.html
結婚だってできる!?…徹男から麻紀へと“本物の女”に「性同一性障害の性別変更」を認める法律施行で、女になったタレントのカルーセル麻紀(61)が28日、都内で会見し、“本物の女”としての姿を初披露した。
カルーセルは背中が大きく開いた黒のセクシードレスで登場。「とても嬉しい。私が生きてる間にこうなるとは思ってなかった」と頬を上気させ、会見の前日にできた真新しいパスポートを初披露。本名も「平原徹男」から「平原麻紀」に変わったことを報告した。
カルーセルは、特例法が施行された7月16日に東京家庭裁判所に戸籍の性別変更を申し立てた。9月10日に面談を受けたところ、家裁は戸籍上の性別変更を認めるのが相当と判断。同28日に受理され、都内でパチンコをしている最中に弁護士から報告されたという。
カルーセルは「これからは海外にも胸を張っていける。性転換したモロッコの病院の前で『女になったわよ!!』って思いっきり叫びたい」と笑顔。気になる結婚についても「今は相手がいませんが、誰か奇特な人がいましたらお嫁にもらってください」と笑顔でPRした。
★“女への道”密着
10月29日放送のフジテレビ系「ザ・ジャッジEX」(後7・0)では「性同一性障害」を取り上げ、カルーセルに独占密着。その半生が明らかにされるとともに、故郷の北海道釧路市を訪れ、人生の支えとなった母や墓前の父に"女"になったことを報告する。カルーセルの壮絶な人生に、司会のみのもんた(60)やゲストなど、スタジオ中が涙する。写真:"純粋女優宣言"したカルーセル麻紀。笑顔で真新しいパスポートを披露した=東京・赤坂
スポーツ報知 2004年10月29日
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/oct/o20041028_20.htm
カルーセル麻紀「お嫁にもらって」
徹男→麻紀「純粋女優宣言」今年7月の性同一性障害特例法の施行により戸籍上でも「男」から「女」になった女優のカルーセル麻紀(61)が28日、都内で「純粋女優宣言」と題した喜びの会見を行った。本名が平原徹男から平原麻紀に変わったカルーセルは新たに発行されたパスポートを持参し「性転換手術をしたモロッコの病院の前で『女になったわよ』と叫びたい」とにっこり。結婚にも興味津々な様子で「お嫁にもらって下さい」と呼びかけていた。
「麻布で5人にナンパされた。若い子バリバリおいで」
Photo : 新しい本名をつづった紙を持って喜びを語ったカルーセル麻紀
身も心も戸籍も女になったカルーセルが、約1時間にわたって思いのたけを語った。セクシーな黒のドレスで登場し「今までも女優名鑑に名前が載っていたけど、これからは本名が麻紀になるのでうれしい。今までは徹男だったので仮の女優だったのよ」と開口一番喜びを爆発させた。
カルーセルは性同一性障害特例法の施行された7月16日に東京家裁に戸籍の性別変更を申し立て、面談などを経て9月28日に変更が認められた。15歳の時に北海道・札幌のゲイバーでデビューしてから47年目、ついに法律上でも“女”を手に入れた。「障害とつくのは嫌だけど、生きている間にこんなことになるとは思わなかった。私だけでなく、後輩のためにもやったこと。日本の対応は欧米に比べて遅れている」としみじみと振り返った。
会見には27日にできあがったばかりという平原麻紀名義のパスポートを持参。「初めて化粧をしてパスポートの写真を撮った。早く使いたい」と声を弾ませた。これまでのパスポートでは怪しまれて、共産圏はもちろんハワイでも入国を拒否されたことがあったという。「いつもイミグレ(入国審査)でドキドキしていた。これからは堂々とスカートをはいていくわ」1972年に性転換手術を受けたモロッコには強い思い入れがあるようで「病院の前で『女になったわよ』と叫びたい」と目を輝かせた。
1日に喜びのあまり飲み過ぎて転倒。ろっ骨にヒビが入ったが、この日は痛みなどどこ吹く風。カメラマンのリクエストに応えて体をくねらすなど、女のフェロモン全開で「こないだ麻布で5人にナンパされた。若い子バリバリおいで。私、まだまだいけま〜す」とノリノリ。恋人とは昨年別れたそうで「恋愛したい。奇特な人がいたら後妻でもいいからお嫁にもらってください」と大声で呼びかけた。
◆カルーセル麻紀(かるーせる・まき)1942年11月26日、北海道・釧路市生まれ。61歳。57年、15歳で札幌のゲイバーで働き始める。全国のクラブを転々とし、68年に「愛して横浜」でレコードデビューし、女優としても活躍。72年、モロッコで性転換手術を受ける。73年、仏人と結婚するも半年で離婚。身長157センチ、B86・W60・H88センチ。