日本将棋連盟は14日、新人王戦で奨励会三段が優勝した場合、進行中の三段リーグ終了時に「次点」がつく新規定を発表した。4月からの第55回三段リーグから適用する。

 新人王戦は若手棋士らによる棋戦。五段以下のプロのほか、プロをめざす奨励会三段も参加できる。昨秋の第44期新人王戦で、都成竜馬三段が奨励会員として初めて優勝したことを受け、連盟が検討してきた。都成三段には第55回リーグ終了時に次点が与えられる。

 半年をかけて争う三段リーグでは成績上位2人がプロ四段になり、3位に次点がつく。通常は、次点2回で四段昇段(フリークラス)の権利を得るが、新人王戦優勝2回での昇段は認めない。