できごと【舞台の遺伝子】人工島の平和守る〝要塞〟 小説「ROMES06」 関西国際空港+(1/4ページ)(2013.10.26 14:10

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できごと

【舞台の遺伝子】
人工島の平和守る〝要塞〟 小説「ROMES06」 関西国際空港

2013.10.26 14:10 (1/4ページ)航空・空港
アジアのハブ空港は不夜城。深夜も世界各国の旅客機が離着陸を繰り返しす=関西国際空港

アジアのハブ空港は不夜城。深夜も世界各国の旅客機が離着陸を繰り返しす=関西国際空港

 夕暮れ時、ライトを浴びてオレンジ色に輝く駐機場。離着陸するさまざまな国の旅客機が行き交う。

 旅立ち、出会い、そして別れ…。数々のドラマが生まれる空港を舞台にしたミステリー小説『ROMES(ロメス)06』(五條瑛(ごじょうあきら)著)。空港の安全を守る警備スタッフを主人公にした物語だ。

 〈四方を海に囲まれた人工島で西日本最大の国際空港。24時間運用可能で大阪、神戸の2つの都市に近く、アジアの玄関口として極東のハブ空港…〉

 小説では西日本国際空港の名前で登場するが、この一節からもモデルは、関西国際空港だと分かる。羽田でも成田でもなく、関空を舞台に描かれた傑作だ。

 テーマはハイジャックならぬ“空港ジャック”。機密だらけの空港施設の中でもトップシークレットである警備情報を題材に、前代未聞のテロ事件を展開させる。鉄壁の警備システムを兼ね備えた“海の要塞”と呼ばれる平和な人工島が、小説のなかで豹変(ひょうへん)する。

 海に囲まれ、連絡橋1本しか陸との接点がない関空は治安面での安心感は強い。その安全神話を守り抜こうと奔走する警備スタッフの情熱が伝わる。

     ◇

 『ROMES06』の舞台、西日本国際空港の愛称は「西空」。モデルの関西国際空港は「関空」の愛称で親しまれる敷地面積約545ヘクタールを誇る、大阪湾に浮かぶ西日本最大の空港だ。

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世界の旅行者たちでにぎわう関空ターミナルビル

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