累計1500万部を突破した田中芳樹(60)のヒット小説「銀河英雄伝説」を舞台化した「銀河英雄伝 初陣 もうひとつの敵」で、間宮祥太朗(20)が舞台初主演を飾る。ラインハルト・フォン・ミューゼル少佐を演じる間宮は「ただキャラクターを再現するのではなく、二次元から三次元へ、魅力的な人間に立体化したい」と気合が入る。
「銀河英雄伝説」は1982年に発表以来、複数巻が発行されているロングセラー小説。アニメ、漫画、ゲームにもなっており、熱狂的なファンを持つ。銀河系を舞台に「銀河帝国」と「自由惑星同盟」の戦いを描く壮大なSFファンタジーだ。舞台版はこれまで主人公を入れ替えながら7作上演され人気を集めている。
「原作やアニメの枠で考えて役作りをしても、縮こまったものになる。原作は意識せず、舞台の台本を読んで、そこから感じた、僕ならではのラインハルト像に取り組んでいます」と話す。
「初陣 もうひとつの敵」は、銀河帝国軍のラインハルト少佐と、自由惑星同盟軍のヤン・ウェンリー少佐(田中圭)、ラインハルトの幼なじみ、ジークフリード・キルヒアイス(橋本淳)らの友情と戦いを描く。