新潟空港 再開も欠航便相次ぐ

8月6日 12時58分

５日、新潟空港で大韓航空機が滑走路をオーバーランした影響で、新潟空港を発着する便の欠航が相次ぎ、空港では混乱が続いています。
国の運輸安全委員会の調査官は午後から本格的な調査を始めることにしています。

５日夜、韓国のインチョン発新潟行きの大韓航空機が新潟空港に着陸した際、滑走路をオーバーランして停止しました。
乗客乗員合わせて１１５人にけがはありませんでした。
新潟空港は６日朝から通常どおり運用を始めていますが、機体のやりくりができないため合わせて１４便が欠航していて、航空会社のカウンターは、ほかの便に変更したり、今後の見通しを尋ねたりする利用客で混雑しています。
伊丹空港に向かう予定だという会社員の女性は、「夏休みを取って旅行を楽しむ予定でしたが、飛行機が欠航になり困っています」と話していました。
また、トラブルが起きた大韓航空は、韓国から別の飛行機を取り寄せ、予定どおり午前中、インチョンに向けて出発しました。
この便に搭乗した新潟市の高校のサッカー部の顧問の教師は、出発する前、「韓国の高校との交流試合に出かけます。大事な生徒を預かっているので、安全に運航してもらいたい」と話していました。一方、事故の原因を調べるため、国の運輸安全委員会の調査官３人は午前１１時半前に新潟空港に到着しました。
調査官は午後から本格的に調査を始め、パイロットから話を聞くなどして当時の状況を詳しく調べることにしています。