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経済
【ビジネスの裏側】USJ躍進、秘密は「ワンピース」 もう米映画テーマパークとは言えない?
開業11年目で累計の入場者数が1億人を突破した米映画テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)。今年に入って入場者数が前年の2割増と好調に推移しているが、人気を牽引しているのは「ハローキティ」「ワンピース」といった映画とは関係がないキャラクターたちという。
もはや「映画の」という形容詞は不要で、商魂たくましい大阪ならではの「何でもありのテーマパーク」として存在感を見せ始めている。
夏は「ワンピース」
USJは今夏、期間限定で、人気マンガのワンピースを題材にしたスペシャルショー「ワンピース・プレミアショー2012」を開催。主人公の海賊らがマンガから飛び出し、会場を縦横無尽に走り回る迫力ある演出に、熱狂的なファンは歓声を上げた。
ショーは別料金で、大人3500円の席では、入場券(6400円)と合わせて9900円必要だが、それでも良席は事前にほぼ完売したという。
ワンピースとのコラボ企画は、10周年を迎えた平成19(2007)年夏にスタートし、22年からは夏の恒例イベントとなっている。
大人から子供まで
USJは、映画会社「ユニバーサルスタジオ」が米ロサンゼルスのハリウッド近くに、1964年に開業したテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド(USH)」のノウハウを導入。USH、「ユニバーサル・オーランド・リゾート」に続き、“第3のテーマパーク”として平成13年に建設された。
【ビジネスの裏側】海賊も保険に入る? 日本生命が「ワンピース」起用のワケ
(次ページ)リアル等身大“モンハン”…若い男性も魅了
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