東京都:道路の通称増やします 30年ぶり 45本程度
毎日新聞 2013年04月19日 15時01分(最終更新 04月19日 20時28分)
東京都は、青山通り(国道246号)、甲州街道(国道20号)、環七通り(都道307号、318号)といった国道・都道の通称を約30年ぶりに増やすことを決めた。2020年五輪招致などを見据え、主要道路に親しみを持ってもらう狙いがあり、19日に都庁で検討委員会の初会合が開かれた。
都によると、都内では129本の国道・都道に通称が付いている。「○○通り」が70本、「○○街道」が41本、「○○道路」が9本で、他に第一京浜、新大宮バイパスなどがある。新たに通称を付けるのは、台東区浅草と足立区加平を結ぶ都道314号など45本程度。
検討委員には道路行政や街づくりの専門家のほか、スポーツジャーナリストの増田明美さん、雑誌「東京人」元副編集長で作家の鈴木伸子さんらが名を連ねる。19日の初会合で都側は、人名や建物名は原則として用いない考えを提示。観光団体代表からは「ブランドとして打ち出せるものを」、警視庁の委員からは「110番のやりとりや交通情報のアナウンスに使うため、地域が連想できて長すぎないのがいい」といった意見が出た。
都は秋にも中間まとめを公表して一般からも意見を募集し、今年度内に新名称を決める方針。【竹内良和、清水健二】