写真特集:米大統領訪日:1974年のフォード氏が初 (2009年11月掲載)

2013年03月26日

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第1回日米首脳会談で、フォード大統領と(右)と話し合う田中角栄首相=東京都港区元赤坂の迎賓館で=1974(昭和49)年11月19日撮影

 1974(昭和49)年11月18日、米大統領が初めて日本を公式訪問した。記念すべき一歩を記したのはフォード大統領だ。田中角栄首相との首脳会談を終え、発表された共同声明文書には「日米親善の歴史に新たな1ページを加えた」と記された。また初の米大統領来日とあって、天皇、皇后両陛下主催の宮中晩さん会には、日米あわせて182人が出席し、戦後最大の規模に。華やかな模様は世界に中継された。

 日米修交史上初の来日を遂げたフォード大統領だが、その前の60年にアイゼンハワー大統領の来日が計画されていた。しかし、事前調整のために来日した米国関係者を反対派が羽田空港で阻止しようとするなどの動きが続き、時の岸信介首相が延期を決断。結局、アイゼンハワー大統領の来日は実現しないままだった。

 フォード大統領以降は、カーター氏、レーガン氏、G.ブッシュ氏、クリントン氏、G.W.ブッシュ氏、オバマ氏と途切れることなく歴代米大統領が来日した。

 レーガン大統領と中曽根康弘首相はお互いを「ロン、ヤス」と呼び合う仲。G.W.ブッシュ大統領と小泉純一郎首相も対テロ政策などで協調し、新たな日米同盟を印象付けた。そのブッシュ氏の父、G.ブッシュ大統領は歓迎夕食会で倒れるハプニングも。九州・沖縄サミットにはクリントン大統領が出席。米大統領として、沖縄の本土復帰後、初めて沖縄の地を踏んだ。

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