神戸を知る

最終更新日
2012年6月14日

日本マラソン発祥の地神戸

「日本マラソン発祥の地 神戸」の石碑 明治42年(1909)3月21日、神戸の湊川埋め立て地から大阪の西成大橋までの31.7キロの「マラソン大競争」が行われました。日本で「マラソン」という名称を使ったのは、この大会が初めてと言われています。参加申込者は408人にのぼり、体格試験によって120人にしぼりこまれました。鳴尾競馬場で予選が実施され、出場選手20人が決まりました。
 大会当日の午前11時30分、当時の神戸市長水上浩躬が、短剣で選手の前に張られた紅白のテープを切り、スタートしました。
 1位は、岡山県在郷軍人の金子長之助選手でした。御影付近で、わらじの緒が切れるアクシデントがありましたが、脱ぎ捨てて走り続け、タイムは2時間10分54秒、2着を5分近くも引き離す優勝でした。優勝者には、300円の賞金のほか、金時計や銀屏風などの豪華な賞品が贈られました。
 神戸マラソン(2011年11月20日実施)のスタート地点でもある神戸市役所前に、「日本マラソン発祥の地 神戸」の記念碑が建てられています。

参考図書