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  • 新型の東北新幹線を搬入 国内最速の時速320キロ


     仙台港に到着した新型の新幹線E5系の車両=24日

     2010年12月の東北新幹線八戸-新青森間の開業後、国内最速の時速320キロで運転する新型の新幹線(E5系)1編成が完成。30日までにJR東日本の新幹線総合車両センター(宮城県利府町)に10両すべての搬入が終わった。

     空気抵抗を減らすため、現在の東北新幹線「はやて」のE2系よりも先頭車両の傾斜部分が約6メートル長くなった。車体の上半分が緑で下半分が白。真ん中をピンクのラインが走るデザインだ。

     夏から試験運転で耐久性などをテスト。11年3月までに、東京-新青森間の営業運転に3編成を導入する。さらに運転速度を上げ、12年度末には、フランスの高速列車・TGVと並ぶ最高時速320キロ、3時間5分で結ぶ予定で、将来は新函館まで延伸される区間も走る。

     車両は兵庫県の工場などで製造。仙台港まで船で運び、25日未明から29日にかけて毎日2両ずつ新幹線総合車両センターまで陸送した。

      【共同通信】