【ワシントン=伊藤宏、ソウル=貝瀬秋彦】米政府は25日までに、高性能の無人偵察機「グローバルホーク」4機を韓国に売却すると米議会に通知した。核やミサイルの開発を続ける北朝鮮に対し、韓国軍の情報収集能力を高めて対抗する狙いがある。
グローバルホークは20キロ近い上空を32時間以上滞空できる高性能偵察機。地上の物体を撮影したり、解析したりできるカメラやセンサーを搭載しており、米軍は実戦配備している。
米国防総省・国防安保協力局の声明によると、4機と関連装備や訓練、後方支援などを含めた売却価格は総額12億ドル(約1020億円)としている。