高崎山のアイドルとして人気を集めたさしこちゃん=5月11日、大分市の高崎山自然動物園
大分市の初代観光大使でアイドルグループメンバーの指原莉乃さん(20)が名付け親で高崎山自然動物園(同市)のC群に所属する雌ザル、さしこちゃん=2歳=が13日、園内で死んでいるのが見つかった。死因は不明。園の職員らは「観光客らから大変かわいがってもらっていただけに残念」と肩を落としている。
園によると、午前9~10時の間、園内を見回りしていた職員が、客を餌場まで運ぶ「さるっこレール」付近の草むらにさしこちゃんが横たわって死んでいるのを見つけた。目立った外傷はなかった。
さしこちゃんは2010年6月生まれ。左手首に輪のように生えた白い毛が「リングに見える」と注目され、同じ月に生まれたB群所属の雌ザル「ピーちゃん」とともに親しまれてきた。6月に園が実施した「初代高崎山アイドル頂上対決」では、名付け親の知名度にも後押しされてナンバーワンの座に就いた。
サルは一日の多くを過ごす山の中で死ぬことが多く、人目に付くことは珍しいという。園の職員は「死に顔を見られただけでもまだ良かったが、本当にショック」と話す。
指原さんは「観光大使に就任して初めてのお仕事で(さしこちゃんの)名前を付けさせていただいた。亡くなったと聞いてとても悲しく残念」とのコメントを市に寄せた。
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