経済食材でもチャイナリスク回避 アジア・アフリカと広がる調達先+(1/2ページ)(2013.2.21 11:19

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食材でもチャイナリスク回避 アジア・アフリカと広がる調達先

2013.2.21 11:19 (1/2ページ)食・グルメ
一極集中する調達先を多角化する輸入事例

一極集中する調達先を多角化する輸入事例

 食卓にのぼる食材の調達で、中国一極集中を回避して、アジアやアフリカに調達先を確保するチャイナ・プラス・ワンの動きが進んでいる。輸入量の約8割を中国に依存するトウガラシでは、香辛料輸入商社の小林桂(神戸市中央区)が今春、モロッコから初めて輸入する。キノコ生産大手の雪国まいたけ(新潟県南魚沼市)は昨年12月、輸入量の約9割強を中国に頼るモヤシ原料の緑豆をバングラデシュから輸入。中国が一大産地だった漢方薬の主原料、甘草(カンゾー)をめぐっては、医薬品原料製造の宏輝(東京都千代田区)が中央アジアの生産地で相次いで工場を稼働させるなど、脱中国依存が進んでいる。(フジサンケイビジネスアイ

価格高騰など回避

 輸入量6万トンのうち9割強を中国産に頼る緑豆は、人件費の高騰や同国での消費拡大で、購入価格は1トン当たり14万円強と5年前の約2倍に跳ね上がった。

 モヤシは安売りの目玉商品だけに、店頭価格への転嫁が難しい。雪国まいたけは「脱中国で安定供給を実現し、バングラデシュの貧困解決にも貢献したい」(佐竹右行上席執行役員)と意気込む。早ければ3月にもバングラ産緑豆で生産したモヤシがスーパー店頭に並ぶ。

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