カラドジョウ
カラドジョウ


 カラドジョウは中国、朝鮮半島、台湾島、インドシナ半島が原産の外来のドジョウ で、その中には複数種が含まれる可能性もあるがここではParamisgurnus dabryanusを指すものと する。カラドジョウは近年日本各地から生息が報告されている。府内にも生息しているようであるが、 詳細は不明(写真の個体は2007年8月に寝屋川市の農業水路で採取されたもの)。海外からの養殖種苗 が日本に入ったはじまりとされているが、日本でも古くからカラドジョウの特徴をもったドジョウが生 息したとの報告もある。形態では在来のドジョウと酷似しているが、側線 縦列鱗数が少ないこと、尾柄高が高いこと、口ヒゲが長いこと、尾ビレ基底上部の黒い斑紋がないこと などで判別する(ドジョウとカラドジョウの区別点)。ただし、 在来のドジョウ、カラドジョウともに個体差がはげしく上記の特徴があてはまらないことも多い。 外来生物法では要注意外来生物に指定されており、在来のドジョウとの競合などが懸念されている。


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