政治【衆院選】「ふわっとした民意」つかみかね、伸び悩む維新+(1/2ページ)(2012.12.7 00:24

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【衆院選】
「ふわっとした民意」つかみかね、伸び悩む維新

2012.12.7 00:24 (1/2ページ)《衆院選2012》第三極

 第三極の中心勢力として衆院選の「台風の目」と目されてきた日本維新の会が、公示後の伸び悩みに頭を抱えている。「ふわっとした民意」(代表代行の橋下徹大阪市長)をつかむ鍵となるのは「二枚看板」である橋下氏と石原慎太郎代表の動きだが、ここに来て2人の動きの違いが際立ってきた。

 同党幹事長の松井一郎大阪府知事は6日、衆院選情勢の報道について「非常に厳しい状況だ。自民党がめちゃくちゃ強いなあという思いだ」と述べ、苦戦を認めた。維新候補者の戦いについては「ちょっと直しながら、あと10日間を走りきるしかない」と述べ、選挙態勢の見直しにも言及した。

 初の国政選挙を戦う維新が選挙活動の中で最も重視しているのは、橋下氏と石原氏による応援演説だ。橋下氏は全国各地で街頭演説を重ね、6日は北関東3県を回った。しかし、石原氏は公示前、遊説に意欲的な姿勢をみせていたものの、これまでの遊説は1日3回以下で6日はゼロだった。

 「静の石原、動の橋下」といった様相だが、維新関係者は「石原氏は何もしていないわけじゃない」という。詳細は明かさないが、これまでに培った人脈を頼りに票の掘り起こしに回っているとされる。

 役割分担といったところだが、石原氏の立ち回り先が業界団体ということになると、しがらみがないのを売りにしてきた維新にとって問題となる可能性もありそうだ。

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