できごと【衆院選】「嘉田新党」手詰まりの小沢氏に活路 他党からは批判 2012.11.27 22:51

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できごと

【衆院選】
「嘉田新党」手詰まりの小沢氏に活路 他党からは批判 

2012.11.27 22:51

 嘉田氏の決断にほっと胸をなで下ろしたのは、政党乱立で埋没気味だった生活の小沢代表だったかもしれない。第三極の中で一躍存在感を示せる上、民主や自民、維新にはない「女性党首」という看板も手にすることができる。

 小沢氏は、橋下氏を中心に第三極勢力が結集する「オリーブの木」構想を描いていたが、橋下氏は小沢氏ではなく石原慎太郎前東京都知事との連携を選んだ。小沢氏の構想は手詰まり状態だっただけに、嘉田新党は渡りに船だ。

 ただ、豪腕のイメージが強い小沢氏と嘉田氏ではカラーが異なる。嘉田氏は27日の会見で「小沢色がつくかどうかは(結集の呼びかけを受けた)小沢さん自身が判断することだ」と述べ、自身の思いは明らかにしなかった。

 新党誕生を喜ぶ生活に対し、他党からは批判が上がる。自民党の安倍晋三総裁は「選挙に勝つためだけの政党だ」と指摘。新党改革の舛添要一代表は「原発だけで済むものではない。他の政策はどうなるのか」と疑問を呈した。

 橋下氏も27日夜、山形県酒田市での講演でまくし立てた。「(嘉田氏には)いくら言っても実行はできない。脱原発は、おまじないではない」

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