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仙台空港、安全宣言 不発弾の撤去完了

信管が抜かれ、クレーンでつり上げられた不発弾=14日午前10時40分ごろ、仙台空港

 国土交通省仙台空港事務所と陸上自衛隊は14日午前、仙台空港(名取市、岩沼市)を閉鎖し、滑走路近くで見つかった不発弾の起爆装置の信管を取り除いた。合同対策本部は「爆発の危険性はなくなった」と安全を宣言し、旅客機の運航を再開した。作業に伴い、国内線と国際線の計32便が欠航した。
 不発弾の撤去作業は午前9時7分に空港を閉鎖して着手。陸自第6師団第6後方支援連隊(東根市)所属の不発弾処理班4人が防護壁の中に入り、約1時間で信管と起爆筒を抜いた。
 午前10時10分、空港事務所合同対策本部長の近藤尚樹仙台空港長が「安全化」を宣言。クレーンなどを使って不発弾を運び出した。
 午前11時半ごろ、滑走路の閉鎖を解き、再開後、第1便が午後1時すぎに到着した。欠航したのは午前を中心に計32便。撤去作業前は国内線の1便が到着し、9便が通常通り出発した。
 仙台空港ビルは作業中も営業を続け、鉄道の仙台空港アクセス線も平常通り運行した。
 空港事務所などによると、不発弾は10月29日夜に見つかった。長さ110センチ、直径35センチ、重さ約250キロで、太平洋戦争中に投下された英国製の「500ポンド爆弾」とみられる。


2012年11月14日水曜日


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