デビュー10周年を迎えた歌手の一青窈(36)が、12月から日本テレビ系の旅番組「遠くへ行きたい」(日曜・前7時半)の主題歌「遠くへ行きたい」を歌うことが決まった。
同番組は1970年10月から放送を開始し、放送回数2000回超、今年で43年目の長寿番組。主題歌は永六輔(79)が作詞し、中村八大さんが作曲した「六八コンビ」による名曲だ。
初代(70年)の男性ボーカルグループ「デューク・エイセス」から歌い継がれ、一青は25代目。一青版は、カバーアルバム「歌窈曲」のプロデュースを手がけた武部聡志氏(55)のピアノアレンジになる。
「六八コンビの曲を依頼されたことを光栄に思う」と一青。レコーディングを終えて「曲の印象は、もの悲しいものだったが、歌ってみると、こぶしを回せるし、いい歌だった。一音、一音にゆとりがあって、こぶしが生かしやすい。美空ひばりさん、ちあきなおみさんのバージョンを聴き、伸びやかに歌うのが一番(と思った)」と話している。
「自分と対話するときは一人旅。ツアー先に前乗りして旅をする」こともしばしば。「私の曲を聴いて一人旅をしようと思う人がいたらうれしい」と話した。12月2日放送分から。
[2012/11/17-06:01 スポーツ報知]