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事件
甲子園で観戦中、折れたバットで顔にけが 阪神に1300万円賠償求め提訴
2012.9.4 20:11
甲子園球場(兵庫県西宮市)でプロ野球を観戦中、折れて飛んできたバットが顔に当たりけがをしたとして、兵庫県内の30代の女性が、主催者の阪神タイガースに慰謝料など約1300万円の損害賠償を求め、神戸地裁尼崎支部に提訴していたことが4日分かった。
女性の代理人弁護士によると、女性は昨年10月19日、三塁側ベンチ近くの観客席で阪神-横浜(現DeNA)戦を観戦。阪神の選手がゴロを打った際に折れたバットの一部が顔面を直撃。右ほおに裂傷を負い、傷跡が残ったという。治療費は球団側が全額負担した。バットはネットを越えて飛んできたとみられる。
代理人弁護士は「ネットなどの安全設備に不備があった。笛を吹くなど観客への注意喚起も足りなかった」と主張している。
阪神タイガース広報部は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。
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