【動画】平等院鳳凰堂で本尊の魂移す「撥遣式」=森井英二郎 |
世界遺産の平等院(京都府宇治市)は3日、11世紀創建の国宝・鳳凰(ほうおう)堂の大規模修理に合わせ、期間中、本尊・阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)の「魂」を一時的に黄金色の透明な玉に収めておく儀式「撥遣(はっけん)式」をした。
鳳凰堂では、本尊を安置する中堂や、左右の翼廊の傷みが進んだため、柱などの塗り直しや瓦のふき替えをする。工期は3日から2014年3月末まで。この間、鳳凰堂には入れず、外観も見ることができない。
この日は雅楽が奏でられる中、神居文彰住職らが鳳凰堂内へ入り、古式にのっとり儀式を厳かに行った。