航海中に太陽光で充電  最新鋭の自動車運搬船公開

 商船三井と三菱重工業、パナソニックは25日、神戸市の三菱重工神戸造船所で、甲板に768枚の太陽光発電パネルを設置した自動車運搬船を報道陣に公開した。

 太陽光パネルは出力約160キロワットで、一般家庭約50戸分に相当。船内に電気自動車約100台分に当たる約2.2メガワット時の電力を蓄えられるリチウムイオン電池を備え、停泊中の空調や照明などに使用する。

 発電システムの投資額は数億円。同船は全長約200メートル、全幅約32メートルで、小型車約6400台を運搬できる。今月29日に完成、海外に自動車を運搬する。

ハイブリッド自動車運搬船「EMERALD ACE」 =25日午後、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所(渡守麻衣撮影)

 甲板上に太陽光発電パネルを設置した自動車運搬船=25日午前、神戸市兵庫区(本社ヘリから)

デッキにはソーラーパネルが並ぶ =25日午後、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所(渡守麻衣撮影)

ハイブリッド自動車運搬船「EMERALD ACE」の機関室 =25日午前、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所(渡守麻衣撮影)

機関室内にあるエネルギーの出力を示すモニター =25日午前、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所(渡守麻衣撮影)

ソーラーパネルで発電したエネルギーを蓄電するリチウム電池が収納されている電池室 =25日午前、神戸市兵庫区の三菱重工神戸造船所(渡守麻衣撮影)

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