報道資料

平成22年1月29日
中国電力株式会社

三隅発電所2号機建設計画の変更に関する申し入れについて

  当社は,本日,島根県知事ならびに浜田市長に対して,三隅発電所2号機の建設計画の変更について申し入れを行いました。

  当社を取り巻く状況は,電力需要の伸びの鈍化に加え,低炭素社会実現に向けた対応など,一段と厳しさを増しています。こうした中,昨年12月には上関原子力発電所1号機の原子炉設置許可申請を行うなど,上関原子力発電所の早期開発に取り組んでおり,これにより,供給力を確保するとともに当社のCO2排出量を大幅に削減できるものと見込んでいます。

  こうした状況を踏まえ,三隅発電所2号機の開発計画(現行:平成26年度着工,平成29年度営業運転開始)について慎重に検討した結果,開発時期を上関原子力発電所の開発完了後に延期せざるを得ないと判断し,申し入れを行ったものです。

  石炭火力は,燃料の供給安定性,経済性において優れていることから,当社が目指す電源構成のベストミックスの一翼を担う重要な電源であり,三隅発電所2号機の必要性が変わるものではありません。

  当社は,今後も,クリーン・コール・テクノロジーの開発に積極的に取り組み,石炭火力を有効に活用してまいります。

【添付資料】
PDF 三隅発電所の概要と建設計画の主要経緯[PDF:115KB]

以上