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任期満了に伴う第11回県議会議員選挙は10日投開票され、野党・中立が27議席を獲得して過半数を保った。自民、公明を中心とする与党は21議席にとどまった。野党多数で仲井真弘多知事の政策を厳しくチェックする現在の議会構成に、有権者が信任を与えた格好だ。知事は2期連続の少数与党下で、引き続き厳しい県政運営を強いられる。一方、前回選挙で史上最多得票だった民主現職が那覇市区で落選する波乱があり、有権者の民主党政権への批判の強さを象徴した。
与党は擁立した候補者が少なったこともあり、民主政権への批判票を十分に取り込めなかった。投票率は52・49%で、前回を5・33ポイント下回り、過去最低となった。