【今日は何の日】1900年:義和団、独公使を殺害

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  1900年6月20日、義和団はドイツ公使ケットラーを殺害した。

  19世紀末、山東で外国排斥運動に立ち上がった義和団は、「扶清滅洋」を掲げて河北に入り、1900年6月10日、20万の勢力をもって北京に入城。これに清の官兵の一部も合流し、教会などを襲撃した。西太后をはじめとする清朝の主流派は諸外国の干渉に不満を持っていたため、義和団の横行を容認したとされる。

  さらに義和団は日本公使館書記を殺害した後、6月20日にはドイツ公使ケットラーを殺害。翌21日、清朝が列強各国に対して宣戦布告すると、義和団は北京の外国公使館地区を2ヶ月にわたって包囲し、攻撃を加えた。

  これに対し、日本、英国、米国、ロシア、フランス、ドイツ、オーストリア、イタリアの8カ国は連合軍を結成。7月に天津、8月に北京を占領し、義和団事件を鎮圧。翌年結ばれた北京議定書によって、清政府は列国への巨額の賠償金の支払いを認めた。(編集担当:梅本可奈子)

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