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国際
サモアが標準時変更作戦 日付変更線の東→西に 驚きの1日分“消去”
2011.12.30 18:29
[アジア・オセアニア]
南太平洋の島国サモアは29日から31日にかけて、自国の標準時を日付変更線の東側から西側の時間帯に移行させる。地図の上では今後、サモアの西側を通っていた変更線が東側を通る。
オーストラリアやニュージーランドより1日近く時間が遅く、金曜を迎えるころに両国が既に週末に入ってしまうなど商取引上の弊害があったが、今回の変更で時差は数時間に縮まる。
29日午後11時59分(日本時間30日午後6時59分)から日付が変わる際、30日の24時間分を丸ごと“消去”し、31日午前0時とすることで「未来へタイムスリップ」(豪メディア)。日付を1日早め、日付変更線を西へまたぐ仕組みだ。
首都アピアには、新しい変更線を描いた看板が立てられ、郵便局は今月、「未来への飛躍」と記された記念切手を発売。ホテルは30日の宿泊料を徴収しないよう、システムの調整に追われた。(共同)
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