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　イリュージョニストのプリンセス天功（年齢非公表）が１５日、都内で、来年１月２２日にカンボジアのバベット経済特区にオープンするカジノホテル「ゴールデンパーム・カジノ＆ホテル」の共同オーナーに就任したことを発表した。日本人が経営する世界で唯一のカジノとなる。同ホテルでショーも行う予定の天功は「ラスベガス式のショーをお見せしたい。日本のカジノの合法化も目指したい」と意気込んだ。

　プリンセス天功が、カジノホテルを経営することを電撃発表した。「ゴールデン‐」は、１万２５００平方メートルの敷地に立つ１０階建ての宮殿風ホテル。１０室あるスイートルームは１泊１２００ドル（約９万３０００円）という豪華さで、３２００平方メートルのフロアに２００台のカジノテーブルが並び、バカラやルーレットなどが楽しめる。

　カンボジアの王家と以前から親交があった天功は、１２月１日に同ホテルを買収し、共同経営権を獲得、ＧＭ兼エグゼクティブ・プロデューサーに就任した。金額こそ明かさなかったものの、億単位を出資しているもようで「私が持ってるものはすべて出す」と人生をかけたビジネスであることを強調した。天功は１９８３年から米ラスベガスでイリュージョンショーを行い、現在はマカオを拠点に活動中。今後は同ホテルで大仕掛けのショーを行っていくという。

　将来的には日本でのカジノ経営を視野に入れる。来年９月には日本でディーラー養成学校も開校する予定で、天功は名誉校長に就任し、イリュージョンや運営に関する講義も行うとした。

　現在、日本ではカジノは合法化されていないが、東日本大震災の被災地の復興起爆剤とする案もある。天功は「実際にカジノ運営を経験すれば、合法化した際に役立つ。東北にカジノをつくれば、かなりの雇用を生み出せる。いつかカジノ推進大臣になりたいな」と政界進出を見据えた？発言をした。