キリンとサッポロが和解 ラガーのデザインで
キリンビールが、サッポロビールが発売した発泡酒「ファインラガー」の缶のデザインが「キリンラガービール」に酷似していると東京地裁に提訴していた問題で、両社が和解したことが6日、明らかになった。
サッポロが8月末でファインラガーの製造、販売を終了し、今後販売しないことを両社で確認したためという。両社は5日に訴えを取り下げた。
キリンは「(ファインラガーの)販売終了により、当初の目的は達成されたと考えている」と話している。
ファインラガーは今年1月下旬発売。1月は100万箱(1箱は633ミリリットル大瓶20本)を突破するなど順調なスタートだったが、その後、各社が発泡酒の10円値下げを実施。
その影響で売り上げが伸びず収益が悪化し、サッポロは7月下旬、ファインラガーの製造を終了すると発表していた。
【共同通信】
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