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中国東方航空機、管制官の許可得ずに離陸

 28日午後1時47分頃、大阪・関西空港で、上海行きの中国東方航空516便(エアバスA330―200型機、乗員乗客245人)が、管制官の許可を得ないまま離陸するトラブルがあった。

 国土交通省は航空法の管制指示違反にあたるとみて、同社に当時の状況を確認している。

 同省によると、同便は、管制官から「滑走路内で離陸待機」との指示を受けて滑走路に進入。本来は離陸許可を待たなければならないが、管制官が同空港に着陸予定の海上保安庁のヘリコプターと無線交信中に、離陸滑走を始めた。気付いた管制官が「すぐに止まれ」と無線で呼びかけたが、同便は「滑走中」と応答し、そのまま離陸したという。

 当時、先行機は約2分前に離陸し、同滑走路への着陸予定機もなかったことから、同省は「他の航空機とは十分間隔があり、安全上の問題は発生していない」としている。

2011年11月28日21時42分  読売新聞)

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